【TOEFL対策】テストまであと1ヶ月!オススメの勉強法/文法編

こんにちは、佐々木理絵です。

私はいま、週に一度大学でTOEFL講座を担当しています。

TOEFLにはTOEFL ITPとTOEFL iBTがありますが、私が教えているのはITPのほうです。

このクラスは、来年アメリカの大学に短期留学したい生徒たちが集まっています!(みんなとっても可愛い。)

アメリカの大学に短期留学するためには、選考条件としてTOEFL ITPで500点以上を取得しないといけません。

ご存じの方もいると思いますが、500点以上取るのって結構難しいんだよね。。

私も遥か昔、500点を取るために必死になって勉強しました。(私の頃はまだITPしかなかったんだよ・・・懐かしいな・・・)

TOEFL500点の壁はなかなか高いですが、それでも受講生たちは最後まで決して諦めることなく日々頑張って勉強しています。

次のテストは1月にありますが、その点数が選考の最後のチャンスになるので、テストまで残り1ヶ月、ラストスパートをかける気持ちで頑張って勉強しています。

10月から始まったこの秋講座も残すところあと3回となりましたが、今日はTOEFL ITPまであと1ヶ月で結果を出すためのオススメの勉強法(文法編)を昨日の講座のレポと合わせてお伝えします!(ちょっと前振り長くなっちゃった・・・(;’∀’))

単語は効率的に覚える!

TOEFLに限ったことではありませんが、単語は必ず覚えましょう!

「語彙力=自分の英語レベル」だと思ってください。

例えば長文を読んで知らない単語が20個も30個も出てきたとします。

それが今のあなたの英語レベルなのです。

ここであなたは、「あー、もう知らん単語ばっかりやん。覚えるのめんどくさ・・・」と思ってそのままにするのか、

「知らない単語が多すぎるな。。。でも、頑張って覚えるぞ!」となるのか、どちらでしょうか?

私も単語を覚えるのが大の苦手で、大嫌いでした。だから単語は覚えずにそのままにしてましたが、そうするとやっぱり解けない問題が多すぎるんですよね。。そんな自分にもまた嫌気が差し、落ち込んだり。。

昨日の講座でも、受講生の中には「単語が知らなさ過ぎて嫌になる・・・」とかなり落ち込んでいる人もいました。

その気持ちすごーーーーく良く分かるよーー!

でもね、1つ言えるのは、

「落ち込んだままでは何も解決しないんだよ。」

そこで「何が何でもアメリカの大学に留学したい!!」って気持ちがあるのなら、ラスト1ヶ月死ぬ気で頑張ろうよ!!

1か月間普通に勉強するのでは物足りないので、死ぬ気で勉強するんです。

それで、単語の話に戻りますが、TOEFLテストでは、聞いたこともないような単語がたーーーくさん出てきます。

昨日の講座では、ラスト1ヶ月間の単語の学習法についても伝授してきました。

【テストまであと1ヶ月の単語の覚え方】

①覚える単語の数を把握する

②日割り計算する

③小分けにして覚える

④100%は目指さず、70~80%を目指す感じで良い

それぞれ詳しく説明すると、まず①の「覚える単語の数を把握する」ですが、予め単語帳を1冊用意するといいでしょう。

TOEFLでオススメの単語帳についても昨日の講座ではお伝えしました。

このTOEFLの単語帳はもうテッパンですよね。(単語帳を選ぶときはあまりITPもiBTも区別せずに買うと良いと思います。)

例えば、この単語帳のなかで覚えないといけない単語の数があと3000語あるとします。

それを②の「日割り計算する」んです。

例えば、3000語÷30日=100語となり、これで1日に覚える単語の数が出てきます。

次に実際単語を覚える作業に入るのですが、1日に一気に100語の英単語を覚えるのって結構大変ですよね。

そいう時は、単語を小分けにして覚えると覚えやすいです。

例えば、朝に40語覚えて、昼に30語覚えて、夕方に30語覚える。そして夜寝る前にその日に覚えた100語を復習して寝る。

こうすれば精神的にも負担に感じることなく、効率良くたくさんの単語を覚えることができます。

そして、最後に④の「100%は目指さず、70~80%で良い」というのは、単語を覚えるときに完璧に覚える必要はない、ということです。というのも、大量の単語を完璧に覚えるのってものすんごく大変なんですよ。

単語の意味がスッと頭に入って覚えやすいものもあれば、何回見てもなかなか覚えられない単語も中にはあったりするんですよね。そういう時は、「あー、これは確かポジティブ的な単語の意味だったなぁ。」とか「これはネガティブ系の単語だった。」みたいな、単語を見て意味が分からなくてもなんとなくの雰囲気が捉えられたらOKとします。

残り1ヶ月しかないので、こんな風にサクサクっと単語を覚えていきましょう!

主語と動詞は必ず明確にする!

これは基礎中の基礎になります。

英文には必ず主語と動詞が1つずつ存在するので、文法問題でも主語と動詞は必ず分かるようにしておきましょう。

なぜなら、そうすることによって問題の答えが分かることがあるからです!

例えば、この問題を見てください。

A prolific inventor throughout his entire life, __________ long been considered one of America’s greatest geniuses.

(A)Thomas Edison

(B)Thomas Edison has

(C)Thomas Edison was (D)Thomas Edison is

昨日の授業で使用した問題ですが、

この問題の答えは、(B)なのですが、ここで主語と動詞をはっきりとさせることですぐに答えを選ぶことができます。

この問題の場合は、主語がありません。そして、動詞は「been considered」となんとなく分かりますよね。

それで答えを(A)と選んでいた人もいましたが、よーく見てみると、動詞は「been considered」ですが、何かが抜けていますよね。「been + 過去分詞」ということは、現在完了形なので、それには「have/has」が必要でしたよね。

なので、答えは(B)になります。

もう1つ別の問題を見てみましょう。

The Boston Museum of Fine Art, known for its fine modern collections, also attract many art lovers with its early American paintings.

この文章の4つの太字の中に1つだけ間違いがありますが、どれが間違いか分かりますか?

答えは、「attract」です。

これも主語と動詞を明確にすることで解ける問題です。

この場合、主語は「The Boston Museum of Fine Art」です。動詞はそのすぐ後の「knwn」ではなくて、「attract」になります。なので、主語に対して動詞は「attracts」にしないといけません。

最初に主語と動詞を明らかにすることで、文章の構造が分かるので解答できるんです。

もちろんそれ以外の問題も出てきますが、主語と動詞を知ることは、英文を理解する上では非常に大事なので必ずするようにしましょう!

文法問題のパターンを見破る!

TOEFL ITPの文法問題は、全部で40問あります。(空所補充問題15問、誤文訂正問題25問)

文法に関する問題なので、英文法の知識が問われますが、ちょっと自信ないな・・・という人はまずは中学校の文法の復習をしましょう。

そして次に高校文法の復習をします。

TOEFL ITPで出題される文法問題には、出題パターンが決まっているので、そのパターンさえ覚えてしまえば高得点が狙えます!

パターンは17~18個くらいなので、頑張ったら覚えられる数だと思います。

1つ例を見てみましょう。

Uranium does not occur in pure form but __________ from uranium-rich ore.

(A)it must extracted

(B)must be extracted

(C)must extract

(D)extractable it must be

この問題の答えは、(B)です。

なぜか分かりますか?

この文のポイントは、「but」です。

「but」は接続詞で、その後には通常、主語と動詞が必要になります。

しかし、この文章の場合は、主語が「Uranium」なので、接続詞のあとに同じ主語が来る場合は、2回目の主語は省略できる、というルールがあります。

なので、主語が省略されています。だから、(A)は選んではいけませんよ。

そして選択肢を見ると、同じような単語が並んでいますね。

どれが一番正しい言い方なのかを選ぶ問題ですが、こういうような問題がTOEFLにはたくさん出てきます。

「Uranium does not occur in pure form」となっているので、それに合わせて答えの(C)を選ぶ人もいるかもしれませんが、この場合は間違いになります。

なぜなら、「occur」という単語は自動詞で、主語がモノの場合でも、動詞を受け身にする必要はなく、そのまま使えるんです。

ですが、「extract」という単語は、モノが主語の場合は受け身にしないといけません。なので答えは(C)になります。

ちょっと難しいかもしれませんが、こういう問題に答えられるようにするには、パターンを覚えてひたすら問題を解くといいですよ!

まとめ:最後まで決して諦めないこと!

TOEFLテストまであと1ヶ月しかない!って思ったら気持ち的に焦りますよね。

「500点突破まであと100点以上必要」という人も最後まで決して諦めずに頑張りましょう!!

残り1か月間の学習は、やみくもにやるのではなく、効率よくとにかく必死になって頑張ってください。

そうすれば必ず道は開けます!

応援しています!!