日本人に英語が苦手な人が多い3つの理由/解決法はただ1つ

こんにちは、佐々木理絵です。

今日は「日本人に英語が苦手な人が多い理由とその解決法」についてお話ししたいと思います。

日本人は英語が苦手な人、または英語という言語に苦手意識を持っている人がとても多いと思います。

それはなぜでしょうか?

私も英語を話せなかった状態から話せるようになり、今は英語を教えている立場として、どうして日本人には英語が苦手な人が多いのかについての考えをシェアし、自分の経験に基づいてその解決法もお伝えしたいと思います。

1.学校の英語の授業が楽しくない

学校の英語の授業楽しいですか?または楽しかったですか?

今でこそ小学校から英語教育が始まっていますが、私が学生のころは、中学で初めて英語を学びました。

中学校で3年間英語を学び、そして高校でも3年間しっかりと英語の授業はありました。

だけど、その時の記憶はあまりありません。。

なぜでしょうか・・・。

色々考えてみましたが、一番に思いつくのは、「授業が楽しくなかった」という理由があります。

中学校の英語の授業で一番思い出に残っているのは、中1の確か初日の英語の授業で、ノートにAからZまでの筆記体を練習し、それを授業の最後に書けた人から順に先生に見せに行き、その時に「すごく上手に書けているね。」と褒めてもらったことです。(笑)ただ筆記体でAからZまでを書いただけなのに、先生に褒められて、それがすっごく嬉しかったんですよね。

だけど、そのあと英語の先生の担当が変わってしまい(理由は忘れました。)、残念ながらそれ以降の英語の授業の記憶はほとんどありません。

確かその当時の英語の授業は、教科書を先生の後に続いて音読し、日本語に訳す、というような内容だったと思います。

とりあえず授業で当てられたら答えられるように、友達と一緒に宿題で日本語訳をノートに書いたりしていたのはうっすら記憶に残っています。

高校では、更に英語のクラスは難しくなり、確か文法とオーラルコミュニケーションという2つのクラスがありました。

文法はその文字通り英文法を先生がひたすら黒板に書いて説明するだけ。

オラールコミュニケーションは、「会話のクラス」と言われていたので楽しみにしていましたが、会話の練習はほとんどなく、確かいつもリスニングをやっていたような記憶があります。

その他は、昼休み明けに毎日必ず英単語テストがあり、開始10分前くらいに必死に単語を覚えてその場をしのいでいました。

こんな感じの授業がとにかく楽しくなかった。。。

英語を学習する目的は、「英語でコミュニケーションが取れるようになること。」

でも中学・高校合わせて6年間やっていたことは、ほとんどインプットばかりで、アウトプットする時間がありませんでした。

こんな感じだから日本人は簡単な日常会話すらできない人が多いんですよね。

そして、英語を学んでも全然理解できないから、苦手意識ばかりが大きくなっていくんですよね。。

なぜかミスを恐れる

これは日本人特有の性格なのでしょうか?

それとも日本人には完璧主義者が多いのか・・・?

語学に限らず何かを学んでいる時って、上手くなるまで何度も何度も失敗しますよね。

英語も同じです。

上手に話せるようになるまで何度も間違えていいんです。

というか、間違えるから覚えるんですよね。

ですが、私もそうだったので分かるんですが、日本人には間違えることを恐れてなかなか英語を話そうとしない人がとても多いように思います。

私は当時は周りを気にしすぎてしまい、なかなか英語を話せませんでした。

「文法を間違えたらどうしよう・・」とか「発音下手くそとか思われてないかな・・」とか変な心配ばかりして、それが余計に英語を話す機会をうばっていました。

今考えたら、何をそんなに気にしていたんだろう・・・と思いますが、あの当時は自分よりも少しでも上手に英語を話す人がいると委縮して、黙り込んでいる自分がいました。

日本人同士だと余計にそうなってしまうのかも。。相手の事を気にしすぎるんですよね、日本人って。

でもこれが、例えばネイティブの人と話していると、ミスを恐れたり、周りを気にしすぎることがぐっと減ったんです。

それよりも、「もっと話したい。いっぱい話して練習して上手に英語を話せるようになりたい!」という気持ちが強くて、自分から積極的にコミュニケーションを取りに行きました。

別にカタコトでもいいんです。だって赤ちゃんもみんなそこから始まりますよね。

文法的に間違っていたらどうしようとか、そんなこと全く気にせず、とにかくたくさんアウトプットをする。

そして、色んな人とコミュニケーションを取りながら、少しずつ自分が話す言語も上達していく。

そんな感じで、ミスを恐れることがなくなってからは、私の英語もみるみる上達していきました。

3.強い信念がない

大人になってから英語を学びなおしている日本人は多いですが、同時に挫折する人も多いです。

それはなぜか。

「絶対に英語を習得して、こうなるんだ!!!」という強い信念が欠けていることが関係していると思います。

日本にいたら日本語が使えるので何不自由なく暮らしていけますが、あなたがもし明日から英語圏で生活していかなかくてはいけなくなったとしたら、どうしますか?

嫌でもなんとか英語を使って生きていくしかないですよね。

そうなったら少しでも生活にために英語を勉強しますよね。

折角日本にいて、英語を勉強する気になったのなら、もっと本気になって学ぶ姿勢が大事だと思います。

私はアメリカに留学する前は「留学したら誰でも英語は話せるようになるでしょう」と思っていましたが、全然そんなことありませんでした。

途中から「これはマズいな・・」と本気で焦り始め、そこから「ネイティブと楽しく会話ができるようになりたい!!」と目標を掲げて、たくさんコミュニケーションを取ることを心がけました。

自分の中でこうなりたい!と強い信念を持って英語を勉強している時と、そうでない時の上達の差は雲泥の差でした。

なので、強い信念を持って英語を勉強することをおすすめします。

4.解決法は、ただ1つ。

日本人が英語を話せるようになるための解決法はただ1つです。

「もっとたくさんアウトプットをすること!!!」

これだけです。

ミスなんて気にしなくてもいい、間違ったほうが良い、周りに遠慮もしなくていい、とにかくたくさん英語でコミュニケーションを取りましょう!!

そうすることで、自分の英語にも自信が持てるようになり、そうなると不思議と性格まで明るくなったり、はきはきと物事を言えるようになったりもするんですよ。

コミュニケーションは相手がいないとできないですが、アウトプット練習は一人でもできます。

家で英語で独り言を言うのも立派なアウトプット練習ですし、洋画を見ながらシャドーイングをしてお気に入りのフレーズを覚えたりするのもアウトプット練習です。

とにかく声を出すこと。自分の英語を自分で聞くこと。

私もいーっぱいアウトプット練習しました。そうすると、英語でコミュニケーションが取りたくなるんですよね。

最初は少し緊張したり、勇気がいるかもしれませんが、「間違えてもいいんだ」と思って話しかけたら意外と気にせず楽しめますよ!

是非たくさんアウトプットをして、楽しみながら英会話を習得してくださいね☆

応援しています!!!