【英文法】現在完了形とは?過去形と何が違うの?【初心者にも分かりやすく解説します】
現在完了形が分からない人
「現在完了形って何?過去形とは何が違うの?
違いを知りたいけど、分かりません・・・。
現在完了形も使えるようになりたいので、分かりやすく教えてください。」
こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
【英文法】現在完了形とは?過去形となにが違うの?【初心者にも分かりやすく解説します】
ポイント!
① 現在完了形と過去形の「役割」を理解する
② 現在完了形と過去形の「形」を理解する
③ 現在完了形には「3つの用法」がある
④ 「迷ったら過去形」を使う
それでは、1つ1つ分かりやすく解説しますね。
目次
① 現在完了形と過去形の「役割」を理解する
現在完了形と過去形には、それぞれ役割があります。
現在完了形:過去と現在の話をしている。
過去形:過去の話だけをしている。(現在の話はしていない。)
まずは、ここをしっかりと理解しましょう。
② 現在完了形と過去形の形を理解する
次に、現在完了形と過去形には、それぞれ形があります。
現在完了形:have/ has + 過去分詞
過去形:動詞にed をつける
過去形にするときに、動詞に ed をつけて、過去形にするのは分かりやすいですよね。
現在完了形にするときは、have/ has +過去分詞とありますが、この「過去分詞」というのは、あまり難しく考えたりせずに、
「動詞が変形したもの」と思ってください。
動詞を覚える時に、過去形、過去分詞形と3つセットで一緒に覚えると効率よく覚えることができます。
例えば、
go – went – gone
bring – brought – brought
study – studied – studied
こんな風に動詞が変形して、過去形や過去分詞形になります。(太文字が過去分詞形)
過去形は、過去形だけで使うことができますが、過去分詞形は、それだけで使うことができません。
大抵の場合、受け身や have/ has とセットで使います。
③ 現在完了形には3つの用法がある
ここからは、現在完了形のみの話になります。
過去形は、単に「~した」と過去の話だけをしているのですぐに分かると思いますが、現在完了形には3つの用法があります。
1⃣ 継続:ずっと~している
2⃣ 完了・結果:(今)~したところ
3⃣ 経験:~したことがある
ちょっとだけややこしくなってきましたね。
順番に見ていきましょう。
1⃣ 継続:ずっと~している
理解しやすいように、例文を出して説明します。
「私は昨日英語を勉強しました。」
これを英語にすると、
I studied English yesterday.
となりますね。
これは、「昨日英語を勉強した」ことだけを言っているので、動詞の過去形を使えばいいんですよね。
では、これはどうでしょうか?
「私は昨日から今もずっと勉強しています。」
これを英語にすると、
I have been studying since yesterday.
となります。
昨日も勉強したけど、そこから今もまだずっと英語を勉強し続けている状態を言いたいときは、have と 過去分詞の間に、been という単語を入れて、「今もまだずっと~している」と表現することができます。
2⃣ 完了・結果:(今)~したところ
こちらも例文を出して解説します。
「私はあなたにメールを送りました。」
この文を英語にすると、
I sent you an email. となりますよね。
では、「私はちょうど今メールを送ったところです。」
と言いたい場合はどうなりますか?
I sent you an email.でも意味は通じますが、「ちょうど今送ったところ!」というのを強調したい場合は、
I have just sent you an email.
という風に、現在完了形を使って言うことができるんです。
その動作が完了したことを強調したい場合は、have/ has と過去分詞の間に、just という単語を入れてあげるだけで、「ちょうど今~したところ」と表現することができます。
3⃣ 経験:~したことがある。
次の例文を見てください。
「私はその映画を見ました。」
と英語で言いたいときは、
I saw the movie. ですよね。
では、「私はその映画を見たことがある。」
と言いたいときは、どうなりますか?
I have seen the movie before.
となり、have + 過去分詞(seen) そして、文末に before をつけて表現します。
では、こちらはどうでしょうか?
「私はその映画を10回見たことがある。」
I have seen the movie ten times.
have + 過去分詞(seen) に文末に回数を付けると、過去から今までの経験について表現することができます。
④ 「迷ったら過去形」を使う
もし自分が経験したことについて話したいとき、
「あれ、これって過去形?それとも現在完了形のほうがいいのかな?どっちだろう・・・」と迷ったときは、
迷わず「過去形」を使いましょう。
なぜなら、まずは基本である動詞の過去形をしっかりと使えるようすることが大事だからです。
英語は、主語と動詞で出来ており、これは基本中の基本なので、動作をしっかりと相手に伝える必要があります。
そうしないと、自分の言いたいことが相手に伝わりません。
過去形ばかりを使っていると、
「あれ、この表現はちょっと過去形って感じではないんだよな。。」とか
「動作が終わったことを強調したいんだけどな。」
「経験があるかどうか聞きたいんだけどな。」など自分のなかでちょっと違和感を感じ始めたら、その時は現在完了の出番だと思ってください!
さあ、しっかりとインプットが出来たので、あとは出来る限りたくさんアウトプットをして、現在完了形を自分のものにしていきましょう!