子供のマラソン大会で学んだ、上達のヒント
昨日、子供たちのマラソン大会を応援しに行きました。その中で強く感じたことがあります。それは、「速く走りたい」という気持ちだけでは、走るフォームが整っていないと限界があるということです。
息子は今回6位でした。27人中6位という結果は、本当に立派だと思います。全力を尽くして自己ベストを更新する姿に感動しました。ただ、1〜5位の子たちの走りを観察していて、フォームに違いがあることに気づきました。特に1〜3位の子たちは、フォームがとても美しく、無駄のない走り方をしていました。それぞれの腕の振り方や脚の動き、姿勢が洗練されていて、「この子たちは速い」と見てすぐに分かるような印象でした。
息子の走りも素晴らしかったですが、観察していると、もう少しフォームを工夫できる余地があるのかな、と感じました。それでも、全力を出し切った息子の姿は本当に誇らしく、彼自身も次に向けてどう工夫するかを考える良いきっかけになったのではないかと思います。
本人は「今年は4位以上を目指していたのに」と悔しそうで、人知れず涙を流していました。それだけ本気で挑戦した証拠ですし、その姿を見て、「悔しい」という気持ちは次への原動力になると感じました。私は息子をしっかり褒めたうえで、「今後さらに上達するにはどうすればいいか」を一緒に考えてみようと声をかけました。
英語の上達にも「フォーム」が必要
このマラソン大会を通して思ったのは、「気持ちや努力だけでは越えられない壁がある」ということ。そしてそれは、英語学習にも同じことが言えます。
例えば、「リスニングが苦手で、ナチュラルスピードの会話についていけない」というご相談をよくいただきます。一見すると会話がある程度できている人でも、ネイティブ同士の会話の速さやアクセントに対応できず、伸び悩んでいる方が多いのではないでしょうか。その原因の多くは、発音の基礎が身についていないことにあります。
日本人同士では通じる「カタカナ英語」では、ネイティブのスピードやリズムに対応できません。発音がずれていると、相手の発音も聞き取りづらくなりますし、自分の英語も伝わりにくくなります。
ではどうすればいいか。マラソンで「フォーム」を整えるように、英語でも「正しい発音のフォーム」を身につけることが必要です。
正しい発音を身につけるステップ
発音にはアルファベット一つひとつに「フォーム」があります。例えば、
- 口の開け方
- 舌の位置
- 息の出し方
- 喉の使い方
これらを一つずつ丁寧に練習し、正しい音を作り出せるようになっていくことが大切です。まずは単音や単語の発音を整え、それができるようになったら文章、さらに速いスピードでの練習と、段階的にレベルアップしていきます。
英語の発音は「基礎の基礎」。この基礎が身につくことで、聞き取れる音が増え、相手に伝わる言葉も洗練されていきます。これこそ、リスニング力やスピーキング力の「土台」となる部分です。
努力だけで越えられない壁を乗り越えるために
マラソンの大会で見た光景と息子の成長、そして英語学習には共通点がたくさんあります。いくら努力を重ねても、土台となる「フォーム」が整っていなければ、次のレベルには進めません。でも逆に、正しいフォームを身につけることで、これまで見えなかった景色が見えるようになります。
英語学習に悩んでいる方は、一度「自分のフォーム」を見直してみませんか?基本を磨き直すことで、きっと今よりさらに大きなステップアップができるはずです。
「正しいフォームで、次のレベルへ。」
英語もマラソンも、基礎を大切に一歩ずつ進んでいきたいですね!